zunda zunda

音楽とか、本とか、毎日とか。

hopeless

考えることは唯一の趣味だ。自分を映画の主人公としてみれれば人生少しは楽しいのかなと思ったその1時間後。
家に帰り着いた瞬間にダメになった。生まれた家、家族や同級生たち、あらゆる人間関係、自分は何なのか、どうやったら生きていけるのか、何を考えても結論が出ない。おかしい。全てを裏切ったと感じる。自分には何も残されたものはない、全てがマイナスだと考え続けてしまう。寒気がする。正直右も左も前も後も囲まれた、何も勝ち目がない。動けないのだ。
完全に落ちてしまった。

ようやく立ち上がり鏡の前に立つ。思っていたはずの顔と違う。自分はいつからこんな顔になったのか、考えれば考えるほど自分の顔が初めて会った人のものであるように思う。いつからこの顔のつもりで生きてきたのか。こんなはずではなかったのだ。

突然兆しが見える。これは自分を入れるためだけの容器なのだ。ただの器に中身が左右されているだけなのだ。名前も、顔も、髪も、服も、中身とは一切関係なかったはずなのだ。ではどうすればいいのか、考える。考える。このままでは器に飲み込まれてしまう。

器になりきればいいのだ。常に演じることができれば自分が主体となることができる。コントロールするのだ。主人公になりきれ。

根本的な問題が解決するわけではない。希望が見えるわけではない。しかし贅沢は言ってられないので主人公の振りをする。
だめだ、堂々巡りだ、出ない答えを他のもので埋めようとしているだけだ、このままでは戻れなくなる。
部屋に行き音楽を聴こう。試しに自分で作った曲を聴いたどうなるのか。

そこから作っていた欠片を広げることに集中する、気付けば午前6時。なんと単純なのか。チョコレートを食べながらひたすら145小節と向かい合っていた。



希望がなければ絶望することもないのであれば、希望こそが悪なのか?

ボーナストラック

いま音楽を聴いている。聴きたいので聴いている、つもりである。だがしかし。僕が聴きたいのはイギリスの4ADというレコードレーベルからリリースされたアメリカのインディーロックバンドの5枚目のアルバムなのか、それとも、ただこの音なのか。この音楽がなにも知らないカンボジアの人たちが作った音であるとすればここまで熱心に聴きこむことはできるのか。語弊がある。その音の、しっかりとした背景にあるしっかりとした文脈に保証された何かを聴いてるのではないか。

ボーナストラックなんて所詮ボーナスだろ。アルバムに選ばれず、入らなかった音たちだろ。のはずが。見方を確立すればするほど公平さはなくなりこぼれ落ちる。

2ページしか読んでいない本にしおりを挟む必要があるのか?人生は悲劇ではない。

トラックレース

無下に取り繕って場を盛り上げようとする時間が永遠に感じられた。アルコールとカフェインの興奮が相まってまだ緊張がとれない。どうやら第一印象が人間関係の全てだと思う癖があるようで、初対面は疲れる。疲れた。攻めても守っても印象を与えることになる、何も感じさせないことを感じさせるかも知れない。

何にも憧れない生活が続き、近所の小さい坂の名前も思い出せなくなってきた。頭の上半分が機能していないと思う。それならそれで別に構わない、早めに言ってくれれば。

あからさまに何かを期待して隣に座ってくる人がいる。何を待っているのか分からなかったことはないけど応え方が分かったことは一度もない。僕がいるだけで何かしらの精神作用を催す人もいるがそれはそれでいいと思う。まるで麻薬のような使われ方をされていると思う時もあるがそのために呼び出されるのもやぶさかではない。使ってみたかった。

お酒はアルコールであり、コーヒーはカフェイン。納豆と卵黄はフェニルアラニン。この人は楽しくさせてくれるが利益は全く生まない存在であり、あの人によって僕は気分を害される。というように物事を脳に作用する物質でしか認識できないように人を自分に与える何かしらの効果でしか認識できないのは悪いことだと思っているが、癖である。

人間と物事との差は流動的で変化を伴うかどうか、としか考えてなかったので変化を伴わない人間を物事として分類する作業は行われている、自動で。近頃それが多くなってきたのでエネルギーを使うしお腹もすく。大して忙しくもないけどそれは全てが滞っているからであり、長い足踏みが続いている。

思考の周期が自分でも分かってくるようで、陸上競技のトラックを周回するような毎日ではあるがその記録が伸びるに反比例して睡眠時間が短くなっていく。ゴールの見えないこのトラックが終わり、線引きのない次のレースが始まる頃には僕はここにいないのかも知れない。

corrupt alone

音に白黒を付ける
色を音に付ける
走る出し巻き卵
消化試合に負ける仕草
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Tomorrow Never Knows
激情は葬式
love is over, love is everything
nothing is everything
make enough changes
that's what it takes
wearing the sun
seeing the universe
wanna go there
the cloud clouds here lumor
dont pardon me for working up
be in the rain
a shadow settles you in middle
thats finish your eye
most of us loves ones alone
someday we'll love the truth
inside of fun
you close the day
two steps have their step shame
too much young to reach for me
and i'm gonna get about it
this time is gonna change for me
lack my fee
the warming roll my pages
dont swarm to power
back on the slowing down
show me what you down

一月の影

全ては勘違いで、錯覚で、勘違いと錯覚は一緒なのか

 
果実は色づき命は危機感 スリル
 
連続した暴力は衰えて黒になる 
 
間は詰まり つまりは一月の影となる
 
見える黄色に浮かぶ病気 扉は閉じられる
 
左右は細かく揺れる灰色 目に見える錯覚
 
鍵束にぶら下がる自意識

商品

天才になりたいと思う。天才は天才になる方法をインターネットなんかで調べないなと思う、3000円で手に入れたこの脳の痺れ。ここまでが僕で僕までがどこだ、それで何。お互いを罵り合う眼鏡。右を向いた睡眠。